近所にある小さな池には　鯉がわんさか放たれています。
色とりどりの鯉を眺めているだけでも豪華な気分になれます。

「なんて素敵なんだ！　君達は気がついていないかもしれないけど
君達は全員、日本の魚なんだよ！君達が綺麗でとっても誇らしいよ。」

と、私を幸せな気分にさせてくれている事にも、
我関せずと、鯉達は今日も悠々と、ただただ泳いでいます。

実は、この鯉達の中にね、将軍がいます。
その大きさ・・・母艦のようです。

大きな鯉といえば「華麗なる一族」の将軍ですが、特に選ばれし者が手を叩いて呼ばなくても
私の（勝手に私の鯉呼ばわり・・・）将軍は、いつもお腹を空かせているみたいで、池の淵に人影が見えると「どけどけぇ〜ぃ！！」と小さな鯉達をブッ飛ばしながら、ものすごい勢いで現れます。笑

そんな、将軍の姿が愛おしくて　私は用もないのにノゾキに行ってます。
しかし誰が池をのぞいても、「どけどけぇ〜！」と私の将軍が現れます。　

だから将軍は、いつも丸見えです。笑

なのに写真を撮ってみたら、アレ？私の将軍が写っていない？
いつもエサを持ってこない人間には愛想をふりまく必要がないと思ったのかな。

と、思ったら反対側の淵で、エサをやりそうなそぶりの人間が・・・
当然、私の将軍は「どけどけぇ〜ぃ！」とアッチへ・・・・


・・・なんでしょう。この寂しさは。