前回の続きです。

日本人にはおなじみのラッキーブッダ詐欺
観光客用の本によく載っている有名？な詐欺なので
まさか引っかかる者はおるまい。と思ったら
ツレが引っかかった・・・。外人にはあまり知られてないのか？

ともかく　あせった私は詐欺師のおじさんに
「時間ないしお金ないし行かない」と伝えたところ
ツレが　なぜ？という顔をして振り向いた。

彼女に「これは有名な詐欺だ。」と伝えたかったけど
まさか詐欺師のおじさんの目の前で　ズバリ言っていいものか。
刺されたり撃たれたりしたら怖い。と思った。
という前に　詐欺って英語で何て言うのかわからなかった・・・。
詐欺などという英単語を今まで使う機会が１度もなかった
お上品な自分の人生がのろわしい。笑

だけど　詐欺に引っかからずにすむ名案がひらめいた。
私達はこの市場まで自分達で車に乗って来たって事を言ったの。
「おじさんに連れて行ってもらわずとも場所を教えてよ
自分達で行くから〜。」と紙とペンを渡してやった。

この方法なら危ない所へ連れて行かれ、こっから帰りたかったら
お金を払え！とも言われないし、店まで連れて来てやったんだから
何か買うまで返さないぞ！とも言われない。

おじさんは「解りにくい場所だから」とかナントカ言って
私達をトゥクトゥクに乗せようとしたけど　私はガンとして
店と寺の名前と住所を書け。と言い張った。

するとおじさんは　紙に本当に何か文字を書き出した。
あれ？もしかして本当は親切なおじさんだったのか？と
私が困惑していると　トゥクトゥクのドライバーが
「おい　あっちにカモがいるぞ」的な合図をそのおじさんにして
おじさんは何か書いたメモを私に押し付けると　観光客の
外人ギャル２人の方へ走って行った。

う〜む。おじさんは結局　本当は詐欺師だったのか違ったのか。

でもね　きっと詐欺師だったと思うんだよね。
だってラッキーブッダを観にいかないか？って言ったんだもん。

それに　おじさんが何か書いた紙を見せて　何て書いてあるのか
タイ人に聞いたら　怖い顔してた。

きっと　むかつく言葉か呪いの言葉か何かだったのではないかなぁ

読めなくてちょっとラッキー



という話でした。

観光でやってくる皆さん　どうぞ詐欺に気をつけてね。